仏教について ( 1 ) 戒律

仏教について ( 1 ) 戒律 昔、僧侶に近づいて、ある人が聞きました。 「 仏教って何ですか ? 」、 「 悪い事をせず、良い事をして、自ら 自分の心を浄める事、これが 諸々の仏の教えである。」 「 そんな事なら、五才の子供でも知っているよ。」 「 五才の子…

大日如来真言

大日如来真言 オン・アビラ・ウン・ケン・ソワカ オン・アビラ・ウン・ケン・ソワカ オン・アビラ・ウン・ケン・ソワカ 三千世界、七福即生。 一切の 生きとし生けるものは、幸福でありますように。 平和でありますように。 安らかでありますように。 オン・…

ブッダの言葉 ( ダンマ・パダ ) 11

ブッダの言葉 ( ダンマ・パダ ) 11 善き人々は遠くにいても輝く、 ーー 雪を頂く高山のように。 つとめはげむのを楽しめ。 おのれの心を護れ。 自己を難所から救い出せ。 ーー 泥沼に落ちこんだ象のように。 事がおこったときに、友だちのあるのは楽しい。 …

ブッダの言葉 ( ダンマ・パダ ) 10

ブッダの言葉 ( ダンマ・パダ ) 10 ものごとは 心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。 もしも 清らかな心で話したり 行ったりするならば、福楽は その人に つき従う。 ーー 影がそのからだから離れないように。 道に思いをこらし、堪え忍ぶ…

ブッダの言葉 - ウダーナヴァルガより ( 4 )

ブッダの言葉 - ウダーナヴァルガ より ( 4 ) 諸々の作られた事物は 実に無常である。 生じ滅びる性質のものである。 それらは 生じては滅びるからである。 それらの静まるのが安楽である。 この世においては、過去にいた者どもでも、未来に現れる者どもでも…

仏教について 戒律

仏教について ( 1 ) 戒律 昔、僧侶に近づいて、ある人が聞きました。 「 仏教って何ですか ? 」、 「 悪い事をせず、良い事をして、自ら 自分の心を浄める事、これが 諸々の仏の教えである。」 「 そんな事なら、五才の子供でも知っているよ。」 「 五才の子…

ブッダの教え

ブッダの教え ーー ブッダの教えとか、悟りとは どういう事でしょうか。 ブッダは、戦国時代の戦争と 快楽主義全盛の世の中にあって、 反戦と、快楽の不浄、倫理、道徳を説かれました。 ( 諸行無常 )、この世の物は全て移り行く。 心や肉体ばかりではなく、 …

ブッダの言葉 ( スッタ・ニパータ ) 8

ブッダの言葉 ( スッタ・ニパータ ) 8 執著によって生存が起こる。 生存せる者は苦しみを受ける。 生まれた者は死ぬ。 これが苦しみの起こる原因である。 それ故に 諸々の賢者は、執著が消滅するが故に、正しく知って、 生まれの消滅したことを熟知して、再…

ブッダの言葉 ( スッタ・ニパータ) 7

ブッダの言葉 ( スッタ・ニパータ ) 7 蛇の毒が身体のすみずみに広がるのを 薬で制するように、 怒りが起こったのを制する修行者は、この世とかの世とを共に捨て去る。 ーー 蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである。 内に怒ることなく、世の栄枯盛衰…

アーナンダ - ( 2 )

アーナンダ - ( 2 ) ーー 今を去る 約2500年前、インド地域は 戦国時代の乱世だった。 北西からは バラモン教を信奉する白人達が、 モンゴル地方からは リッチャビ族が、 又、中央アジアからは シャーカ族 等々、色々な民族が 原住民だった ドラヴィダ族を侵…

行基菩薩

行基菩薩 平安時代の日本には、何と、( 仏教を民衆に 教えてはならない。)、という 今では信じがたい 国法があった。 彼ら支配層、天皇、貴族、豪族、奈良仏教の 堕落僧侶達は 民衆から 税を取り立てて、のうのうと暮らしているにもかかわらず、民衆が知恵を…

六波羅蜜

六波羅蜜 布施 ( ほどこす ) 人のために惜しみなく何か善いことをする。 善行には有形と無形のものが あります。 有形のものを財施といいます。 お金や品物などを施す場合です。 無形のものは、 知識や教えなどの法施 明るく優しい顔で接する眼施・顔施 温か…

ブッダの受難

ブッダの受難 今を去る2500年前、現在のインド地方は、戦国時代であり、又、「 快楽を追及する のも 人生の目的である。」、という伝統的快楽主義があった。 人々は、いつか必ず ブッダと呼ばれる聖者が この世に現れるという希望をもっていたのである。 そ…